メンタル的負荷

サッカーが上手くなる中で、テクニックやフィジカル、戦術面などは大切になります。

でも、僕は小学生年代だからこそメンタル面が重要視されるべきではないのかな?と思っています。


それは、自分が出来ない事や自分に足りない事に向き合ったり、努力して成功する経験や失敗する経験など多くの理由があります。

一概には言えませんが、年齢が上がるにつれて『失敗出来ない』もしくは『失敗するとまずい』など、失敗するとまずい内容が多くなります。

 

僕たち大人は、大人だからこそ責任あることを任せてもらったりするので失敗出来ないような状況がありますよね。

あとは、失敗しても巻き返すには大きなエネルギーが必要になります。

 

小学生の失敗を軽視しているわけではなく、小学生の中で起きる内容の中で色々と経験する必要があるからです。

 

じゃあ厳しくすれば良いんですか?といったらそこは違います。

そこで考えられるのが『メンタル的負荷』です。筋トレと一緒で正しい負荷で行わないと怪我をしてしまいます。

 

こういうのはダメだなと思っている事は僕の中で3つあります。

①厳しい事は怒る事や叱る事という意味では無いこと。

厳しい事というのは、怒る事や叱る事だけという事ではありません。

例えば、自分の意見を発信する事が課題の選手に対して、怒ったり叱ったりしても意味がありません
その選手のメンタル的負荷は『自分の意見を表現すること』です。それが声を出すことなのか、プレーで自分の思うプレーを発信する事が負荷がかかる事の1つなのです。

 

②無理に厳しい状況を作る事が厳しいではない事。

確かに、自分が出来ない事や課題をクリアさせるので物の捉え方次第では指導者が厳しい状況を生み出すのかもしれません。

ただ、厳しい状況ではないのに、無理に厳しい状況を作る事は自分事として捉えることが出来ません。

あくまでも、本人がクリアする必要性を持たないと課題として感じることはないので、乗り越えるというより我慢を覚えるだけでしょう。

 

③時に、厳しい方向に進むかどうかを自分で決めさせる事。

人に促されて厳しい方向に進む事ばかりやると、いつしか自分で課題を探す事をせず、誰かの言う事を聞いているだけになります。

自分が厳しい方向に行くと決めて進む事が、時にメンタル的負荷を高める事があります。

 

ここに書き切れませんが、僕はこんなことを考えています。

メンタル的負荷はどこまでするべきか、どんな種類で与えるべきか。すごく考えています。

 

最後になりますが、メンタル的負荷を大切にする最大の理由があります。

 

精神面で成熟していくと、サッカーをより理解して取り組めるようになります。

そして、サッカーを楽しいから夢中へ気持ちの変化が起こります。

 

そうすると、ぐっとサッカーを楽しめるようになりますし、より成長した良い選手になるからです。

 

これが、うちが6年生なると一気に選手が成長する理由の1つです。

 

色んな考え方がある中の1つです。

少しずつ書いていきたいなと思います。