良いトレーニングと見栄え

良いトレーニングと見栄えについて書きたいと思います。


まずトレーニングには2つの視点と2つの感覚があります。

コーチ目線と選手目線。

コーチの感覚と選手の感覚。


この2つです。

例えば、4対2のボール回しのトレーニングをしています。(ロンドもしくは鳥かごですね)


現象としては、たくさんボールが回り見栄えは良いトレーニングに見えます。そこで、2つの感覚です。

選手は『ボールが回っている、良いトレーニング』

コーチは『守備の関係が悪くただボールが回ってる、改善のあるトレーニング』


このように感じ方は共に違います。


その他に、例えばルールの複雑なトレーニングしているとしましょう。

現象としては、なかなか成功するプレーがなく、トレーニングがスムーズにいかなく、練習になっていないように見えます。


でも。


選手は『ルールを覚えるので精一杯でプレーに集中できない。よくわからない』

コーチは『出来ないことを取り組めている、今は失敗をしながら学べているな。良いトレーニング』


実際は、コーチはここでオーガナイズを変更したり違うメニューを行ったりするので一概には言えませんが、このように難しいことをすれば良いトレーニング、簡単なトレーニングは悪いトレーニング。


このように簡単には決めつけることが出来ません。


少なくとも良いトレーニングには条件があると思います。これもたくさんあるうちのわずかなので言い切れませんが。


・選手がルールを無意識で取り組める程度のルールであること。


・対人であれば、その中で攻守の強度があること。


・ドリルであれば、フォーカスしていることが明確かつ重要な内容であること。


・コーチも熱量があり、選手もトレーニングを自ら取り組み夢中であること。


少なくとも僕はこんなことを大事にしています。

極端に言えば、なんの難しくもないトレーニングでもコーチも選手も熱量があり課題を理解していれば、それは良いトレーニングなのです。


良いトレーニングが出来るように頑張ろうと思います。